地下鉄ソウル駅 メトロファーム
人口が急速に減少している韓国では、この都市型農業は新しい可能性となりえます。省スペースで高回転で野菜を生産できる」、と メトロファームオーナーの金氏は話します。
ソウルの通勤者は、昨年秋、三堂駅にガラスバリのスペースがあることに驚愕を受けました。空間は、ピンク色のLEDで照らされ、その下ではレタスが育てられていました。ガラスの壁を通じて、水耕栽培がどのように機能するか、宇宙で野菜を生産することがどのようなことか、を人々に示しています。メトロファームでは、毎日約30kgの野菜を生産することができます。これらの新鮮な野菜は、農場の隣のカフェで直接提供され、そこでお客様は、サラダボウルやスムージーなどを楽しむことができます。「Welness」の概念が普及し、地元のサラダ市場は増加しています。農薬を含まないメトロファームの製品は、市場にピッタリで、ソウル市民に愛されています。
屋内農業は、労働集約的な産業ですか?
答えは、Noです。金氏によると、5つの地下鉄駅全てで農場を運営するのに必要な従業員はわずか3人で、ソウルの地下鉄駅にさらに農場を設立する予定で高齢者や障がい者の方が働ける場所を作ります。
なぜ屋内農業は将来のトレンドなんですか?
国連によると、2050年までに100億人近くの人々生きるためには、70%以上の食糧が必要になると言われています。しかし、気候変動と経済活動のために耕作可能な土地が少なくなっています。そのため、廃墟となった倉庫や古い工場、地下駐車場、地下鉄の駅など、思いがけない場所で未使用のスペースを利用する植物工場が注目されています。
農業を室内で行い、多段で行うだけでは、食糧危機を解決することはできませんが、都市への食糧供給への圧力を軽減することができます。金氏は、現在、化粧品や医薬品の原料の製造のためにメトロファームを検討しています。彼らは、大学や政府とこれに取り組んでおり、近い将来の結果を期待しています。